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2027年度卒引退ブログ

2025/12/01 2025/12/05

【ID27 内田萌夏】私にとってのマネージャー

初めまして。国際基督教大学3年内田萌夏です。
とうとう自分が引退ブログを書く日がきたことに少々の驚きを抱えつつも、引退から1ヶ月ほど経った今、私が思うことを綴りたいと思います。

大学1年の春に入部した男子サッカー部。
決め手は、緑に囲まれたグラウンドの綺麗さとICUFCにいる人のあたたかさでした。

中高一貫校の6年間、ダンス部で活動してきた私には「誰かを支える」という経験は全くなかったので、マネージャーとして入部するというのは挑戦でもありました。

マネージャーになってから、私はピッチで戦う選手以外にもたくさんの瞬間を見ました。

朝練に寝癖のまま来る姿、試合の結果に悔し泣きする姿、ギリギリまで練習をして走って1限に向かう姿、戦術面で意見がぶつかる姿、サッカーの試合結果で盛り上がる姿、暇さえあれば練習や試合の動画を見返している姿。

ここには書ききれないぐらい本当にいろんなみんなを見てきましたが、正直、どのみんなも私にとってはすごく眩しかったです。何よりも、大好きなサッカーにどんな時も全力で向き合う姿は、本当にキラキラして見えました。

そんなみんなを毎日見ていたから、「この人たちを支えたい」なんて大それたことではないけれど、「この人たちと一緒に頑張りたい。できるだけ近くで同じ景色を一緒に見たい。」と思うようになりました。



そこからは「自分には何ができるか」が行動の指針で、私にとってそれは学連でした。選手が楽しみにしている試合を、何事もなく無事に終えられるようにすること。簡単に言うと、学連ってそういう仕事です。

わからないことだらけなことが悔しくて、1年生の冬に東京都大学サッカー連盟に入りました。そこで大学サッカーというものを知り、仕組みを学んで、少しチームの役に立てるようになったことが本当に嬉しかったです。

とは言え、わかることが増えても、公式試合を運営する責任には最後まで慣れませんでした。代替わりをした時に「1年間平気な顔をし続ける」と決めたのですが、正直毎試合ちゃんと不安でしたし、第1節の試合会場が見つからなかった時はさすがに焦りました。

今リーグを走りきれたのは、紛れもなく学連チームの存在があったからです。学連を教えてくださった先輩、一緒に最後まで頑張ってくれた頼れる同期のりくと、そして頼もしい後輩たち。

本当に感謝しています。ありがとう。


こうして3年間を振り返ってみると、ICUFCでの日々は決して楽しいだけではなかったなと思います。でも、グッと堪える瞬間もあったからこそ、私はやりがいを感じ、このチームに大学3年間を捧げることができたのだと思います。

私のマネージャーとしての日々は「誰かを支えた」というよりは「一緒に頑張った」の方が合っているのかもしれませんが、少しの後悔もありません。

これが私なりのマネージャーでした。


大好きな先輩へ

ICUFCに入ることを決めたのは皆さんがいたからです。
引退してからもたくさん試合を見にきてくださって、本当にありがとうございました。

引退しました!ご飯連れて行ってください!遊びましょう。


大好きな後輩へ

伝えたいのは一つだけです。

引退までの全ての瞬間を覚えておくことはできないので、全力で向き合って、たくさん心を動かしてください。悔しさでも、嬉しさでも、苛立ちでも、なんだって大丈夫です。

全力で取り組んでいる人の方が絶対にかっこいいし、そうした人にしか味わえない感情が絶対にあるので、限られたICUFCでの時間を全力で過ごしてみてください。ずっと応援しています。

 


大好きな10人のマネへ

(引退前日に伝えたことと内容が被ってしまうけど、一番伝えたいことを書くことにします。)

文化部出身の子もいれば運動部出身の子もいる。そんないろんな女の子が集まるICUFCのマネージャーだからこそ、先輩という立場になってから伝え方や頼み方ですごく悩みましたし、一人反省会もよくしました。引退を目前にしても難しいな〜と感じる局面は全然ありました。だから、もしこの3年間の中で、「頼られていないのかな」とか、「信用がないのかな」と思わせてしまったことがあったら、それはすごく申し訳ないし、私の力不足だったなと思います。

でも、みんなに絶対に伝えておきたいのは、私はマネ10人全員のことが大好きで、頼りにしていて、何より心から尊敬しています。マネージャーの在り方に正解なんてなくて、人の数だけサポートの仕方があると思います。だから、自分が「選手を想って」「チームを想って」したことには自信とプライドを持って、みんならしいマネージャーでいてください。

部活のことでも、部活外のことでも、みんなが困っているならなんでも力になりたいです。ぜひ頼ってね。悩みがなくても!一緒に美味しいものでも食べに行きましょう



27へ

みんなが同期だったから、大好きなFCを大好きでい続けることができました。本当にありがとう。
誰のことも置いていかず、みんなで楽しむことを第一にする27。

そんなみんなのことが大好きです。
またみんなでいろんなところに行こうね。



たくさん書いてしまいましたが、とにかく私にとってICUFCでの日々は宝物です。

マネージャーとして、
日々の練習を一番近くで見続けられたこと。
練習だけじゃない努力を知ることができたこと。
試合で勝つ喜びも、負ける悔しさも、共に味わえたこと。
サッカーというスポーツの面白さを教えてもらえたこと。
何より、日々の些細な瞬間をチームメイトとして過ごさせてもらえたこと。本当に誇りに思います。本当に幸せでした。

そして、最後になりましたが、日頃よりICUFCを支援してくださっているすべての方へ、改めてお礼を申し上げます。どんな形であれ、現役部員にとって、皆様からの声援が力になっていると、私が自信を持ってお伝えします。組織である以上、人や時代が変われば、必ず変化は生じます。しかし、ICUFCには変わらずに代々受け継がれている精神も確かにあるはずです。

ですので、今後も変わらない部分を愛し、変化を楽しんでいただけますと幸いです。そして、私自身、皆様とご一緒に現役部員を応援できますことを光栄に思います。

国際基督教大学男子サッカー部マネージャー
内田萌夏