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2027年度卒引退ブログ

2025/12/30 2025/12/30

【ID27 山村 香衣莉】ここが、私のICU FCでした

みなさんお久しぶりです。

引退してから、みんなに会える機会が少しずつ減っていき、時間が経つにつれて寂しさを感じるようになりました。そんな中で、今の気持ちを残しておきたいと思い、引退ブログを書こうと思いました。

ICUFCは、私にとってただの部活ではなく、「ここにいれば大丈夫だ」と思える場所でした。ICUの中でも、人との距離が近くて、温かくて、自然体でいられるチームだったと思います。

私自身、日本人ではありますが、生まれてから長く海外で暮らしてきたため、日本での人との関わり方や空気感に戸惑うこともありました。そんな中で、ICUFCは無理をせずに自分らしくいられる、安心できる居場所になっていました。

体験参加を通して、このチームなら自分も自然に溶け込めると感じ、入部を決めました。
ここで過ごした時間を、少し振り返ってみようと思います。


最近のキックアウトの復帰してくれた26の先輩方との写真です✨復帰嬉しかったです!


27との出会い

入部して27と出会った当初は、そのエネルギーと距離の近さに圧倒されたのを覚えています。特に27の選手たち。初めて一緒に食べに行った餃子の王将での出来事は、今となっては笑い話ですが、当時の私にはかなり衝撃的でした(笑)。

ただ、時間が経つにつれて、そのノリの裏にある優しさや気遣いをたくさん感じるようになりました。私が戸惑っているときには空気を読んでくれたり、自然と距離を縮めてくれたりして、気づけば安心できる存在になっていました。

初の印象からは想像できないくらい、今では大切な思い出です。

初日の様子です笑


日本語と向き合った時間

日本人のコミュニティーだから大丈夫だと思っていましたが、実際に会話に入ってみると、日本語のニュアンスや言葉の選び方に戸惑うことも少なくありませんでした。自分の意図とは違う形で伝わってしまうこともありましたが、そのたびに、周りのみんなが笑いに変えてくれたり、温かく受け止めてくれたりしたことが、今でも印象に残っています。

そうしたやり取りの中で、言葉が完璧でなくても、人との距離はちゃんと縮められるのだと感じるようになりました。会話の中で生まれた小さなズレさえも、いつの間にか笑い合える思い出になっていました。さとるは時々、日本語の先生のようにさりげなくフォローしてくれて、本当に助けられました。ありがとう?

ICUFCで過ごした時間は、サッカーだけでなく、言葉や文化の違いを超えて人とつながることの大切さを学ばせてくれた、私にとってかけがえのない時間でした。


東横線組のいつもの帰りの写真です。もえかもいます。


マネージャーとしてのスキル

当初は全くスキルがなく、練習や試合ではただそばで応援することしかできませんでした。ですが、同期のマネージャーが熱意を持って努力する姿を見て、私も「チームのために自分にできることを増やしたい」と思うようになりました。

先輩方の動画を参考にしたり、技術のある同期に教えてもらったりしながらテーピングを習得し、実際にテーピングをお願いされたときは、本当に嬉しかったです。中でも、最初に何のためらいもなく任せてくれたカントには、心から感謝しています。その経験がきっかけで、部の中で自分の役割を実感できるようになり、自信と責任感を持って関わることができるようになりました。


ICU FCの選手らしさ

ICUFCの選手たちは、普段は冗談ばかりでふざけているように見えるけれど、実はとても人のことをよく見ていて、優しさの塊みたいな人たちばかりでした。誰かが落ち込んでいればさりげなく声をかけてくれて、困っていれば当たり前のように手を差し伸べてくれる。そういうことを、特別なことだと思わずに自然にできる人たちだと思います。

学年ごとの雰囲気も本当に素敵でした。先輩たちは優しくて頼りがいがあり、背中でチームを引っ張ってくれる存在でした。同期は一緒にいるだけで安心できて、どんな時も変わらずそばにいてくれる温かさがありました。そして後輩たちは、素直で一生懸命で、気づけばいつも元気と癒しをもらっていました。

先輩から後輩まで、ずっとこの空気感が続いていたのは、間違いなく選手一人ひとりの人柄のおかげです。こんなにも居心地が良くて、心が温かくなるチームには、もう二度と出会えないと思っています。

24, 25,の先輩との素敵な写真があったので載せてみました。


チームを支えるもう一つの主役

もちろん選手主体のチームではありますが、ICUFCの強さを語るうえで、マネージャーの存在は欠かせないものだったと思っています。マネージャーのチームへの貢献や気配りは、本当にプロレベルでした。

暑い日も嫌な顔ひとつせず率先して仕事をして、責任感を持って一つひとつのことに向き合い、雨や汗でボロボロになりながらも、誰よりも近くで選手を支える姿。その姿を見るたびに、選手たちがより円滑にプレーできるよう、どれだけ考えて準備してくれているのかが伝わってきました。

それはただ「サポートするため」ではなく、選手が喜んでいる姿を見たいから、チームが良い方向に進むのを一緒に感じたいから、そしてICUFCというチームがもっと盛り上がり、強くなっていくことを心から願っているからだと私は思っています。

同期は入部当初からどの代よりも早く来て準備していて、本当に尊敬しています。後輩もシフト日以外に来てくれたり、細やかな気配りをしてくれて、毎回抱きしめたいくらい嬉しかったです。

どの代のマネージャーも本当に素晴らしくて、私が伝えたいのは「感謝と愛」だけです。落ち着いたら、ぜひまた美味しいご飯に行きましょうね。

この時いただいた色紙とスペシャルT-シャツは本当に宝物です❤️

マネージャーへの愛の言葉が長くなってすみません(笑)。

最後に、こんな素敵な出会いと経験をさせてくれて、私を受け入れてくれたICUFCというチーム、先輩、同期、後輩の皆さんに、感謝しかありません。

今まで本当にありがとうございました。そして、これからもずっと応援しています。
山村 香衣莉